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眉アートメイク後1週間の経過 腫れ・かさぶたはいつまで続く?
2026年8月31日

施術直後の眉に起きていること
眉アートメイクは、針の先に色素を付けて、皮膚の浅い層に色を入れていく施術です[1]。ごく浅いとはいえ皮膚に小さな傷を作る施術なので、施術後の眉には傷が治っていく過程での変化が現れることがあります。かゆみや日焼けのような見た目、皮むけ、かさぶたは、施術後に起こりうる症状として案内されています[6]。
皮膚に針を入れた直後には、赤みやむくみが起こることがあります。これらは体が傷を治そうとする反応として起こりうるものですが、診察なしに感染ではないと言い切ることはできません。強い赤みや腫れ、痛みが続く場合は、自己判断せず施術先に相談しましょう[6]。
当日から48時間 いちばん濃く見える時期
施術直後の眉は、仕上がりの色よりも濃く、はっきりして見えるのが一般的です。マイクロブレーディングでは、色素は真皮の浅い層である乳頭層まで入れるとされています[1]。ただしこれは手彫り式マイクロブレーディングについての説明であり、機器を使う施術など他の技法にそのまま当てはまるとは限りません。どのくらい濃く見えるかは色素や肌質でも差が出ます。直後の濃さだけで、仕上がりを判断しないでください。
米国の美容外科専門団体(The Aesthetic Society)の案内では、軽い痛みや不快感が施術後48時間までみられることがあります[2]。赤みと腫れは通常1〜2日で完全に引くとされています[2]。ただし引き方には個人差があり、もう数日かかる人もいます。眉に触れること、激しい運動、水との接触を避けるといったケアが案内されることもあります。これは手彫り式マイクロブレーディングにおいて、施術後48時間のケアとして示されているものです[1]。他の施術法でも同じように案内されるとは限りません。具体的な期間は施術先の指示に従ってください。手には目に見えない雑菌が多く付いています。無意識に眉を触ってしまわないよう、意識しておきましょう。
3日目から7日目 かさぶたと痒みの時期
施術後数日すると、眉の表面に薄いかさぶたができ始めることがあります。この時期には、痒みや日焼けのような見た目、皮むけが起こりうるとされています[6]。かさぶたや軽い痒みは経過の一部として起こりえますが、強い痒みは過度の赤みや腫れ、膿、発熱とともに感染のサインとして挙げられています[6]。症状が強いと感じたら、自己判断せずに施術先へ相談しましょう。
気をつけたいのは、痒いからといって掻いたり、かさぶたを剥がしたりしないことです。掻いたり剥がしたりすると、感染につながりうると指摘されています[1]。剥がすとかさぶたと一緒に色素も取れてしまい、その部分だけ色が抜けて見えることがあります[1]。剥がれかけて気になっても触らず、自然に落ちるのを待ちましょう。
角質除去剤やエイジングケアクリーム、収れん剤、眉まわりのメイクをいつから使えるかは、施術法や肌質によって異なります。手入れの前には必ず手を洗いましょう。案内に沿って、洗浄と軟膏でのケアを続けてください[6]。具体的な製品の使用可否や洗顔の再開時期は、施術先の指示に従ってください。
かさぶたはいつ剥がれるのか
かさぶたが完全に落ちる時期は、約2週間後が目安とされています[2]。見た目の変化が落ち着き、全体の仕上がりを確認できるのは、約3週間後とされています[2]。かさぶたの始まりと終わりの日は、施術法や肌質、施術後のケアで前後します。剥がれる日は一律ではないので、日数は目安として経過を見ましょう。
水泳、入浴、温水浴槽、日焼けは、皮膚が治るまで避けるよう案内されています[6]。具体的な入浴方法や洗顔の再開時期は、施術先の指示に従ってください。
1,352件の回答で分かった、施術後症状の報告割合
施術後の症状を調べるため、渋谷の森クリニックで無記名の紙の質問票による調査が行われました[3]。解析した回答は1,352件で、眉のみの施術が1,109件、アイラインのみが164件、両方が79件でした。同じ患者が複数回回答したかどうかは判別できません[3]。眉に関する集計対象は、眉のみと両方を合わせた1,188件です[3]。このうち、何らかの施術後症状を報告したのは126件(10.6%)でした[3]。内訳は、痒みが98件(8.2%)、赤みが20件(1.7%)、感染が3件(0.3%)、腫れが13件(1.1%)です[3]。複数の症状を選べるため、内訳の合計は126件と一致しません[3]。
この調査では、報告された症状は回答の時点まで持続していませんでした[3]。回答の時期は施術後の中央値で15日です[3]。この施設に通院して質問票に回答した人のうち、何らかの症状を報告したのは126件(10.6%)で、多くは痒み程度でした[3]。
参考として、一般的なタトゥーを対象にした別の調査もあります。この調査はフィンランドの1施設で、対照群を設けずに特定の保湿製品の効果を調べた単群の観察です[4]。20〜68歳の30人が忍容性評価の対象として登録され、質問票の手順を遵守した25人が症状評価の解析対象となりました[4]。この25人を対象に、その保湿製品を施術直後から14日間、1日複数回使っています[4]。7日目には、痛みと痒みが「なし」または「軽度」との回答が100%でした[4]。灼熱感とチクチク感も、25人中24人(96%)が「なし」または「軽度」でした[4]。施術者の評価では、14日目に赤みは認められなかったと報告されています[4]。この結果は特定の保湿製品を使った場合のものであり、眉アートメイクの自然な経過を示すものではありません。
1週間後の眉は、まだ完成形ではない
7日目ごろの眉は、かさぶたや皮むけの途中にあたることが多いです。色が薄く、まだらに見えることもあります。この段階では、色の薄さから仕上がりの良し悪しを判断するには早い時期です。米国の美容外科専門団体(The Aesthetic Society)の案内でも、全体の結果を確認できるのは約3週間後とされています[2]。
1週間時点では、眉の見た目はまだ変化しています。濃さや形、リタッチが必要かどうかは、皮膚が落ち着いてから判断します。気になる点があれば、日付とあわせて写真を撮って記録しておきましょう。経過確認のタイミングや判断の基準は、施術を受けたクリニックで案内してもらえます。
こんなサインが出たら連絡を
ほとんどの経過は自然な治癒反応ですが、注意すべきサインもあります。過度の赤みや腫れ、強い痒み、膿、発熱は感染の徴候として挙げられており、施術者と医療従事者に連絡するよう案内されています[6]。痛み、赤み、腫れが引かずに続く場合も、施術者への連絡がすすめられています[2]。
先ほどの調査では、感染は眉施術1,188件中3件(0.3%)報告されており、施術後11日、14日、84日のフォローアップで滲出液の訴えが確認されています[3]。症状がいつ始まったかまでは示されていませんが、フォローアップは数週間から数か月後にも行われていました。「これは普通の経過だろうか」と迷ったら、自己判断で様子を見続けず、施術を受けた先に早めに相談してください。施術先を選ぶときは、施術後の経過も相談できるか確認しておきましょう。
よくある質問
眉アートメイクのかさぶたは剥がしてもいいですか?
自分で剥がすのは避けてください。掻いたり剥がしたりすると感染につながる可能性があり、色素まで一緒に取れてしまうこともあります。約2週間を目安に、自然に落ちるのを待ちましょう。
アートメイクのダウンタイムは何日くらいですか?
赤みと腫れは通常1〜2日で引くと案内されていますが、個人差があります。かさぶたは約2週間で剥がれ落ち、全体の仕上がりを確認できるのは約3週間後が目安です。
施術直後にメイクはできますか?
眉まわりのメイクや角質除去剤、エイジングケアクリーム、収れん剤を使える時期は、施術法や肌の状態によって異なります。洗顔方法と再開時期も含め、施術先の指示に従ってください。
1週間後に眉が薄く見えるのは失敗ですか?
失敗とは限りません。1週間前後はかさぶたや皮むけと重なり、色が薄く見えやすい時期です。全体の結果を確認できるのは約3週間後が目安なので、この時点で判断せず、気になる点は施術先に相談してください。
参考文献
- [1]. Manjot Kaur Marwah, Amit S. Kerure, Gurjot S. Marwah. Microblading and the Science Behind it. (Indian Dermatology Online Journal, 2021). doi:10.4103/idoj.IDOJ_230_20. リンク
- [2]. The Aesthetic Society. Permanent Makeup - Aftercare & Recovery. (The Aesthetic Society, 2026). リンク
- [3]. Shoichi Tomita, Katsuya Mori, Hitomi Yamazaki, Kaori Mori. Complications of permanent makeup procedures for the eyebrow and eyeline. (Medicine, 2021). doi:10.1097/MD.0000000000025755. リンク
- [4]. Aurélie Fauger, Säde Sonck, Nicolas Kluger, Marlène Chavagnac-Bonneville, Michèle Sayag. Tattoo aftercare management with a dermo-cosmetic product: Improvement in discomfort sensation and skin repair quality. (Journal of Cosmetic Dermatology, 2022). doi:10.1111/jocd.14157. リンク
- [5]. Beatrice Bălăceanu-Gurău, Eliza Apostol, Mădălina Caraivan, Ana Ion, Raluca Tatar, Mara Mădălina Mihai, Liliana Gabriela Popa, Cristian-Dorin Gurău, Olguța Anca Orzan. Cutaneous Adverse Reactions Associated with Tattoos and Permanent Makeup Pigments. (Journal of Clinical Medicine, 2024). doi:10.3390/jcm13020503. リンク
- [6]. Vermont Office of Professional Regulation. Tattoo Aftercare Guidelines. (Vermont Office of Professional Regulation, 2026). リンク
- [7]. 厚生労働省医政局医事課長. 医師免許を有しない者によるいわゆるアートメイクの取扱いについて. (厚生労働省, 2023). リンク
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